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家計は「BS(貸借対照表)」で見る|家計簿をつけたことがない税理士事務所スタッフの資産管理

家計簿をつけたことがない税理士事務所スタッフの資産管理。家計は「BS」で見る
ゆずまる
ゆずまる

こんにちは!「税理士補助スタッフのしごと帖」を運営しているゆずまるです。

「家計簿をつけなきゃと思うけれど、続かない」という方は、多いのではないでしょうか。

じつは私は、家計簿をつけたことがありません。そのかわりに、3年ほど前から毎月見ているのが、家計の「BS(貸借対照表)」です。

この記事では、わが家のやり方と、BSで見ることのよさ、足りないところをお話しします。1つの例として、参考になれば嬉しいです。

この記事でわかること

  • 家計簿(PL)と、家計のBSのちがい
  • わが家のやり方(入れている項目、見ているところ)
  • BSだけではわからないこと
  • 続けてよかったことと、はじめ方
もくじ
  1. 家計簿は「PL」、私が見ているのは「BS」
  2. きっかけは、夫婦で財布が別々だったこと
  3. わが家のやり方
  4. 月末に、残高を入れるだけ
  5. 入れている項目
  6. BSのどこを見ているか
  7. BSだけでは、わからないこともあります
  8. 続けてよかったこと
  9. はじめ方:最初の1枚を作る

家計簿は「PL」、私が見ているのは「BS」

会計には、PL(損益計算書)とBS(貸借対照表)という2つの表があります。家計におきかえると、こうなります。

わかること家計でいうと
PLある期間に、いくら入って、いくら出たか家計簿
BSある時点で、何をいくら持っているか資産の一覧

家計の話は、「何にいくら使ったか」というPLが中心になりがちです。でも、PLをつけるには、毎日の記録が欠かせません。

BSは、月末に残高を見るだけです。記録するのは月に1回で済みます。

BSとPLのちがいは、こちらの記事でもふれています。

きっかけは、夫婦で財布が別々だったこと

BSを毎月見るようになったのは、3年ほど前、税理士事務所に入ったころです。

わが家は、夫婦で財布が別々です。そのため、家全体でいくら貯金があるのかが、わかりませんでした。それを知りたい、というのが始まりです。

わが家のやり方

月末に、残高を入れるだけ

はじめはスプレッドシートを使っていました。ただ、毎月入れるものなので、今はアプリを自作して、私と夫のスマホに入れています。

お互いが持っている資産を入力すると、家全体の資産がわかるしくみです。入力するのは月末。ものの数分で終わります。

このアプリを作ったときのことは、こちらの記事に書いています。

入れている項目

  • 銀行預金
  • 投資信託
  • 株
  • 生命保険(解約したときに戻ってくる金額)
  • 確定拠出年金 など

家などの固定資産は、入れていません。わが家は、すぐに動かせる資産だけ見えればよいからです。

負債も入れていません。本当は住宅ローンなども考えるべきなのですが、資産のほうにも家を入れていないので、ゆるくやっています。

ポイント

本来のBSは、資産と負債の両方をならべて、その差額(純資産)を見る表です。借入がある場合は、負債も入れると、家計の全体がより正確にわかります。

BSのどこを見ているか

見ているのは、科目ごとの増減です。仕事で試算表を見るときと同じですね。

たとえば、こんな表になります(単位は万円。数字は説明用の見本です)。

科目先月末今月末増減
預金300290−10
投資信託150160+10
株5048−2
生命保険8081+1
確定拠出年金6062+2
合計640641+1

私がよく見るのは、次の2つです。

  • 現預金の比率:投資信託を積み立てているので、現預金の比率が低くなりがちです。賞与を追加で投資するか、預金のまま置いておくかを決めるときの、判断材料にしています
  • 投資信託や株の増減:積立なので、相場が下がってもあまり気にしないようにしています

BSだけでは、わからないこともあります

たとえば、預金が大きく減った月。

「なんでだっけ?」→「先月のクレジットカードの引き落としが、今月だった」→「先月、何を買ったっけ?」

こうした原因をたどることは、PL(家計簿)をつけていないとできません。不便といえば不便です。

それでも、家計簿は私には続けられないと思うので、BSで十分かなと思っています。

「何に使いすぎているのかを知りたい」という方は、家計簿と組み合わせるのがよいと思います。

続けてよかったこと

  • 夫が使っている金融機関がわかるようになった:相続が起きたとき、何を持っているのかを把握していないと、手続きが大変です。お互いに知っておくのは、大切なことだと思います
  • 貯めるはげみになる:先月や前の年とくらべて、「こんなに貯められた!」とわかります
  • 夫がお金の話に興味を持ってくれた:「今月は株価が下がっているね」と、話してくれるようになりました
  • とにかく簡単:月末に残高をまとめるだけなので、数分で終わります

はじめ方:最初の1枚を作る

  1. 持っている口座、証券、保険を書き出す
  2. 月末の残高を、紙やスプレッドシートにならべる
  3. 合計を出す
  4. 次の月末に同じことをして、増減を見る

この表をエクセルで作ると、こんな形になります。

家計のBSノートの見本。項目ごとの月末の残高、資産の合計、純資産、先月との差、現預金の比率と、純資産のうつりかわりのグラフ
家計のBSノートの見本(数字は説明用です)

「この表のファイルがほしい」という声があれば、配布も考えています。

最初から完ぺきでなくて大丈夫です。わが家も、すぐに動かせる資産だけを入れています。

家計簿は無理だと感じている方、私も仲間です!よかったら、BSから始めてみましょう。

この記事のまとめ

  • 家計簿はPL、資産の一覧はBS。BSは月末に残高を見るだけなので続けやすい
  • わが家は、預金・投資信託・株・生命保険・確定拠出年金など、すぐに動かせる資産だけを入れている
  • 見ているのは科目ごとの増減。現預金の比率は、賞与の使い道を決める判断材料にしている
  • お金が減った原因まではわからない。使いすぎを知りたいときは、家計簿と組み合わせる
  • 夫婦でお互いの資産がわかるようになり、貯めるはげみにもなった
ゆずまる

書いている人

ゆずまる

税理士事務所で働く補助スタッフです。
入社3年目で、法人20件ほどの担当先を持ちながら、月次業務、決算業務、確定申告、相続税申告の補助などに携わっています。

前職は銀行員。FP1級取得をきっかけに、会計・税務の分野へ転職しました。
このブログでは、税理士事務所のしごと、経理・会計、Excelを使った業務改善について発信しています。

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