
こんにちは!「税理士補助スタッフのしごと帖」を運営しているゆずまるです。
「銀行員に向いていないのかも」「職場の人間関係がつらい」と、感じている方もいるのではないでしょうか。
私は銀行で10年ほど働きました。ふり返ると、主に人間関係で悩むことが多かった10年間だったと思います。
今は税理士事務所で働いていて、そうしたストレスのない毎日を送れています。ちがいは、働き方にありました。銀行は「チームプレイ」、税理士事務所は「個人プレイ」だったのです。
この記事では、2つの働き方のちがいを、私の体験からお話しします。働き方は職場によってちがいますが、1つの例として参考になれば嬉しいです。
この記事でわかること
- 銀行のチームプレイで、人間関係が大事になる理由
- 税理士事務所の「担当制」という働き方
- 担当制で必要になる力
- どんな人に、どちらの働き方が合いそうか
もくじ
銀行はチームプレイ。人間関係が仕事に直結します
仕事が、特定の人に流れやすい
銀行の仕事は、チームで動くことが多いです。そして、仕事は特定の人に流れがちでした。
- 仕事ができる人
- 気が利く人
- 「自分が少し犠牲になっても、職場の雰囲気が悪くなるよりはまし」と思っている人
私は、仕事が流れてくる側でした。理由は、事なかれ主義で、八方美人だったからです。
不満もありました。それでも当時は、職場の雰囲気がこれ以上悪くなることのほうが嫌で、引き受けていました。
検印をもらわないと、仕事が終わらない
銀行には、検印の文化があります。書類は、上席にチェックしてもらって印鑑(検印)をもらわないと、処理が進みません。
そのため、ふだんからの人間関係や、ある程度の根回しが欠かせませんでした。相手の機嫌をそこねてしまうと、処理が進まなくなることもあります。
一度、私のいた窓口のチームと、事務処理のチームが険悪な雰囲気になってしまったことがありました。そのとき、私のチームが受け付けた書類の検印だけが、あきらかに後回しにされていたのです。
検印が終わらないと、帰れません。そういう扱いを受けたことも、かなりショックでした。
税理士事務所は、個人プレイでした
税理士事務所に入って、まずおどろいたのは、所長のこの言葉です。
「自分の仕事が終わったら帰っていいよ!」
そうは言っても、しばらくは様子を見ていました(笑)。でも、本当にそのとおりでした。
- 仕事が終わっていれば、連休にする人もいる
- 休んでいるあいだ、ほかの人がその顧問先を見るわけではない
- その人の仕事は、ほかの誰も手をつけない
なにより、顧問先のほうにも「自分の担当は〇〇さん」という意識があります。担当者が休んでいても、ほかの人のフォローは求められていないと感じました。
| 銀行(チームプレイ) | 税理士事務所(担当制) | |
|---|---|---|
| 仕事の進め方 | チームで分担し、検印をもらう | 自分の担当先を、自分の裁量で進める |
| 誰かが休むと | まわりがフォローする | ほかの人は手をつけない |
| 人間関係 | 仕事を進めるうえで欠かせない | さばさばしている |
注意
働き方は、事務所によってちがいます。担当制のところが多いと思いますが、すべての税理士事務所が同じとはかぎりません。
銀行と税理士事務所のちがいは、こちらの記事でも比べています。
担当制で必要なのは、期限を自分で管理する力
個人プレイには、自分で走れる力が必要です。私がいちばん大事だと思うのは、期限を自分で管理することです。
たとえば決算。「決算の報告は〇日だから、いつまでに決算をしめて、申告書を作って…」と、ゴールから逆算して、無理のないスケジュールを組み立てます。
月に2〜3件の決算が重なることも多いので、気をつけていないと「間に合わない!」ということにもなりかねません。
税理士補助の仕事の内容は、こちらの記事にまとめています。
休むときの気持ちも、変わりました
担当制で困ったことは、とくにありません。しいて言えば、休むと自分の仕事がたまることです。
ただ、私にはそのほうが合っていました。銀行のころは、誰かが休めば、まわりがフォローします。当時は子どもが小さく、私が休むことも多かったので、フォローしてもらうのが申し訳なかったのです。
今は、私が休んでも、まわりの人は私の仕事に手をつけません。それが、ありがたいです。
チームプレイにも、よさがあります
もちろん、チームプレイにはチームプレイのよさがあります。
- 仲間と一緒に、成功体験を積める
- チームが必要とされる仕事は、規模も大きい。そういう場所でしか積めない経験がある
私の体験から、合いそうな人を整理すると、こうなります。
| 担当制が合いそうな人 | チームプレイが合いそうな人 |
|---|---|
| 人間関係で疲れやすい | 仲間と成果を分かち合いたい |
| 自分の裁量で仕事を進めたい | 規模の大きな仕事に関わりたい |
| 期限を自分で管理できる | まわりと助け合いながら進めたい |
銀行員に向いていないと感じている方へ
「銀行に向いていない」と感じるのは、仕事の内容でしょうか。それとも、人間関係でしょうか。
私の場合は、人間関係でした。今は、そうしたストレスが一切ない職場で働けています。
視野を広げて、いろいろな働き方を探してみてもいいかもしれません。
私が銀行を辞めると決めるまでのことと、転職先の選び方は、こちらの記事に書いています。
この記事のまとめ
- 銀行はチームプレイ。仕事が特定の人に流れやすく、検印をもらうためにも人間関係が欠かせない
- 税理士事務所は、担当制のところが多い。自分の担当先を、自分の裁量で進める個人プレイ
- 担当制で必要なのは、期限から逆算して、自分でスケジュールを組み立てる力
- チームプレイには、仲間と成功体験を積める、規模の大きな仕事ができるというよさがある
- 向いていないと感じる理由が人間関係なら、働き方のちがう職場を探してみるのも1つの方法




