「え、また銀行で…!?」って、ニュースを見てびっくりした人、私以外にもいるはずですよね。最近、ある銀行の行員さんがSNS(BeReal)に情報を漏洩して炎上した件、私も本当に衝撃を受けました。
SNSの普及で私たちの生活は便利になったけど、情報の取り扱いって本当に難しい時代になったんだなって改めて感じています。
今日は元銀行員で、今は税理士補助スタッフとして働くゆずまるが、この不祥事を通して感じたこと、そして情報管理の大切さについて、私の経験も交えながらお話ししたいと思います。
この記事でわかること
- 銀行員時代の、厳しい情報管理のルール
- SNS時代ならではの情報漏洩のリスク
- 今日からできる情報漏洩対策
もくじ
銀行員時代の情報管理ルールは鬼厳しかった!
私が銀行員だった数年ほど前は、今と比べて「情報」の概念がちょっと違いました。お客様からお預かりする情報に関しては、それはもう厳しすぎるくらいに管理されていました。
例えば、私たちが執務室(銀行の窓口や後方事務のフロア)に入る時は、スマホは絶対に持ち込み禁止!個人のロッカーに鍵をかけて厳重に保管するのが当たり前でした。休憩時間以外は触ることもできないので、正直ちょっと不便だなと感じることもありましたね(笑)。
紙の資料についても徹底していました。お客様の個人情報が書かれた書類はもちろん、ちょっとしたメモ書きでも、役目を終えれば必ず専用のシュレッダーで細かく裁断。
フロアに持ち出せる資料は限定されていましたし、持ち出しの際は上司の許可と記録が必須。どこに何があるか、誰が扱っているか、常に把握されている状態でした。
今思えば「情報は銀行にとって最も大切な資産であり、お客様との信頼関係の根幹」という意識が、行員一人ひとりに染み付いていたんだなと実感します。研修も定期的にありましたし、少しでも情報管理に不審な点があれば、すぐに改善される体制でした。
SNS時代ならではの情報漏洩リスク
今回のBeRealの件は、本当に現代ならではの「うっかり」が招いた事故だと感じました。まさか、プライベートなSNS投稿が、業務上の情報漏洩に繋がるとは、当事者も夢にも思わなかったかもしれません。
私が銀行員だった頃は「スマホ禁止」で物理的に情報を遮断できていましたが、今はみんながスマホを肌身離さず持っている時代。カメラ機能も高性能で、気軽に写真が撮れて、すぐに世界中に発信できてしまいます。
映り込んだ背景、ちょっとした文字、位置情報…。「これは大丈夫だろう」という軽い気持ちが、とんでもない事態を引き起こす可能性がある。今回の件は、SNSの拡散力と、一度出てしまった情報は消せないという恐ろしさを改めて私たちに突きつけました。
「これは大丈夫」の判断が難しい時代
情報漏洩と言えば、以前は「機密情報を故意に持ち出す」といった明確な犯罪行為が多かったかもしれません。でも今は、その線引きが非常に曖昧になっています。
- SNSに投稿した写真の背景に、職場のPC画面が映り込んでいた
- 同僚とやり取りしたLINEのスクリーンショットに、お客様の名前が小さく写っていた
- 職場の愚痴を匿名アカウントで呟いたら、場所や内容から職場が特定されてしまった
これらも立派な情報漏洩に繋がりかねません。故意でなくても、知らなかったとしても、結果的に情報が漏れてしまえば、それが誰かの人生や企業の信頼を大きく損ねる可能性を秘めているのです。
情報漏洩が引き起こす深刻な影響
今回の不祥事、当事者の行員さんや、直属の上司の方の処遇がどうなるのか、私も本当に気になっています。おそらく、個人のキャリアに大きな傷がつくだけでは済まないでしょう。場合によっては、ご家族にも影響が及ぶ可能性もあります。
そして、一番大きいのは、銀行という組織、ひいては金融機関全体への信頼失墜です。お客様は「自分の大切な資産を預けているのに大丈夫なのか?」と不安に感じますよね。失った信頼を取り戻すのは、本当に大変なことです。
私自身、今は税理士事務所で働いていますが、銀行と同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に繊細な情報を取り扱っています。お客様の会社の決算情報、個人の確定申告情報、給与情報など、どれもが「プライバシーの塊」です。
もし私が不注意で情報漏洩を起こしてしまったら、お客様に多大なご迷惑をかけるだけでなく、事務所の信頼を失墜させ、仲間たちにも迷惑をかけてしまいます。そう考えると、本当に身が引き締まる思いです。
「自分ごと」として考える情報管理の重要性
今回の不祥事は、銀行員に限った話ではありません。情報を取り扱う全ての仕事、そして私たち個人のSNS利用においても、「自分ごと」として考えるべき重要なテーマです。
税理士補助スタッフとして、私も日々情報管理の徹底を心がけています。ペーパーレス化が進む一方で、データでの情報管理が主流になってきています。USBの持ち出しは原則禁止、社外でのPC作業は厳重なルールのもとで行う、パスワードは複雑にして定期的に変更するなど、基本的な対策を徹底しています。
「お客様の大切な情報を扱っている」というプロ意識を常に持ち続けること。これが、情報漏洩を防ぐ第一歩だと信じています。
私たちが今できる情報漏洩対策
じゃあ、私たち一人ひとりが、この情報社会でどうやって身を守り、大切な情報を守っていけばいいのでしょうか?いくつか、すぐにできることをまとめてみました。
- SNS投稿前の最終チェック:背景に会社の資料やPC画面が映り込んでいないか、個人が特定できる情報がないか、発言内容が誰かを傷つけたり、会社の評判を落としたりしないか、一度冷静に確認しましょう。
- 職場の情報管理ルールを再確認:自分の職場の情報セキュリティに関するルールをもう一度見直してみましょう。不明な点があれば、上司や担当者に確認することが大切です。
- 怪しいリンクは開かない:フィッシング詐欺やマルウェア感染の原因になります。少しでも怪しいと感じたら、クリックしない、情報を入力しないを徹底しましょう。
- パスワード管理の徹底:使い回しは避け、複雑なパスワードを設定し、二段階認証なども活用しましょう。
- 安易な情報共有は避ける:会社の情報をチャットツールやメールで共有する際も、本当に必要な相手か、誤送信の危険はないか、十分に注意しましょう。
まとめ
今回の銀行員の不祥事は、私たちに「情報管理の重み」と「倫理観の重要性」を改めて教えてくれました。情報が爆発的に増え、共有が容易になった現代だからこそ、一人ひとりの意識がこれまで以上に求められます。
私も元銀行員、そして税理士補助スタッフとして、お客様の大切な情報を預かる者として、常にプロ意識を持って業務にあたっていきたいと思います。「自分にもできそう」と思ってもらえるように、これからも税理士事務所のリアルな情報と共に、こうした大切な学びも発信していければ嬉しいです。
私たちみんなで、情報社会を安全に、そして賢く乗り越えていきましょうね!
銀行員時代の経験が今の仕事にどう活きているかは、こちらの記事に書いています。

